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コラム Articles
ニュアンス

「私の表現のニュアンスがうまく伝わっていない」という経験は誰にもあると思います。この意味は「伝える側の意図」が受け手にうまく伝わっていない、ということで、メッセージの発信側の気持ちがニュアンスということになります。言い方を換えると、メッセージに込められた意図は発信側と受信側では違いがあるということになります。普段、この違いはあまり意識されることはなく、通信によるメッセージは「正しく」伝わるという前・・・

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Spring is come.

Spring is come.と聞いて、「?」と思う人、懐かしいと思う人、「間違っている」と思う人、いろいろなのではないでしょうか。ある世代から上の人なら、昔の英文法の本にほぼ必ず載っていた「現在完了形の例外」として、「be+過去分詞」の例文になっていたので記憶の片隅にあるかもしれません。英語の現在完了形はhave + 過去分詞ですから、その例外になるわけですが、実際には日本語にないニュアンスがあ・・・

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己巳の日

3月5日は旧暦だと「己巳(つちのとみ)の日」になり、60日に一度の金運の日です。似たような字が並ぶので、印象も強いかもしれません。干支は十干と十二支からできています。エトと読むのは兄(え)と弟(と)の組み合わせ、という意味で兄が陽、弟が陰であり、陰と陽、そして五行である木、火、土、金、水との組み合わせが10種類あります。木(き)に兄(陽)でキノエ、木に弟(陰)でキノト、というように、五行に陽と陰を・・・

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啓蟄

3月5日は二十四節気の1つ、啓蟄(けいちつ)です。天気予報では、ほぼどの番組でも二十四節気の話題をしますが、学校では教えていないと思います。旧暦だからでしょうが、太陽暦と関連しており、理科の勉強にもなりますし、国語や歴史や文化の勉強にもなるので教えてほしいです。 啓蟄とは、寒さが緩んで春の陽気になってきたことで、土の中から虫たちが動き出す季節のことを指します。「啓」はひらく、「蟄」は土の中で冬ごも・・・

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言語起源論4 言語学と宗教の関係

言語起源論のうち、言語普遍論は統一の祖先という思想であり、これはユダヤ教、キリスト教、イスラム教という唯一神を信仰する宗教の教義と一致します。ただし、インドはバラモン教から仏教、ヒンドゥ教へと変化してきても多神教なので、この思想とは一致しません。しかし唯一神を信仰する人々の間では、祖語があるということが人類共通の祖先となる語があるという思想と結びつきやすく、同時に言語は人間だけのものである、という・・・

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言語起源論3 と 比較言語学

言語起源論は哲学的問題もあります。むしろそちらの方が重要なのかもしれません。3月3日は「耳の日」ですが、とくに聴覚について考える日であり、聴覚の重要な機能である言語について考える日でもあります。そこで言語に対する2つの対立的概念について考えてみます。 言語学では昔から現在に至るまで、言語普遍論と言語相対論という対立する思想が支配しています。言語普遍論と名前はいかめしいですが、要するに人間の言語は1・・・

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言語起源論2

言語起源論はオノマトペ説と身振り説に分けられる他、生得説と環境説に分けることができます。生得説というのは、言語は人間という種に固有に存在し、生まれながらにその学習機能が備わっている、あるいは本能だという考えです。それに対し、人間の言語習得は真っ白な状態から始まり、周囲から情報を習得することで発達していく、というのが環境説です。むろん、両極端ではなく、どちらの説も程度問題というか、言語データの重要性・・・

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言語起源論

ここ数年、言語学の世界で言語起源論が盛んになってきました。約百年位の周期で論争が起こります。昔の言語は文献以外の証拠がなく、文献発生以前の言語については明確な証拠がない推論のため、結論が出にくいのが最大の原因です。人類の歴史は化石という物理的な証拠があり、形態的な変化も測定できるので、進化過程も具体的に証明できます。化石の骨格から、喉の器官などの形状は推定できますが、音声そのものの痕跡はなく、あく・・・

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閏日

2月29日は「肉の日」です。今年は「肉の日」が1日多いので、肉屋と焼肉屋が「潤う日」だから「うるう」ではありません。第一、「閏」と「潤う」では漢字が違います。閏は「門の中に王がいる」という意味で、昔の中国では閏日は普段、外にでる王が、この日は門の中に閉じこもって政務をとらない、つまり仕事をしない、という由来があるそうです。潤の方は今では水分ばかりを連想しますが、「財布の中が潤う」のように財貨が増え・・・

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倫理の衰退

最近のマスコミなどの記事ではパワハラ、セクハラなどに加えて政治家の裏金問題や芸能人のスキャンダルが非常に目立ちます。これらに共通するのが「倫理観の欠如」ということです。現在では倫理といっても、具体的にどういうことなのか、答えられる人は少ないのではないでしょうか。倫理の定義はシンプルなもので「人として守るべき正しい道」ということです。いわば善悪の判断の根拠ということですが、人によりその基準が異なるの・・・

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春の支度

小正月と雨水が過ぎ、しばらくは行事がありません。春の訪れが実感できる昨今は、春から始まる作業への準備期間です。今は新暦で行事が進行していきますが、それでも4月からは進学や就職、新事業などが始まることも多いと思います。最近はいきなりスタートというか、昔はプレーボールという表現だったのが、キックオフという、野球からサッカーに用語が変わったあたりから、いきなり始めるのが普通になってきました。しかし何事に・・・

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初庚申

今年の新暦2月26日、旧暦1月17日は干支の庚申になり、今年初の庚申となります。ちなみに今年の庚申は2月26日、4月26日、6月25日、8月24日、10月23日、12月22日です。干支は60日で1周しますから、60日毎にあります。新暦は月の日数が不規則なのでわかりにくいですが、旧暦は30日毎なので、すぐにわかります。 庚申の習慣が日本に伝わったのは平安時代だそうですが、庶民に広がったのは江戸時代で・・・

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閻魔賽日と藪入り

旧暦睦月と文月十六日は閻魔賽(さい)日です。この日は藪入りでもあります。閻魔は死後の世界において人々の善悪を裁くとされる閻魔大王です。この日は地獄の釜の蓋が開き、亡者たちが一時的に苦しみから解放されるとされています。地獄も藪入りなのです。この日に閻魔大王を祀る寺院へお参りし、罪や過ちを犯した人々が、自らの行いを懺悔し、閻魔大王に赦しを乞うために訪れるのです。普段の生活で罪や過ちを犯したことのない人・・・

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睦月満月の小正月

2月24日は旧暦睦月十五日、初満月です。そして小正月です。昔は初の満月の日に小正月祝いをしていたのです。無病息災や家内安全などの祈願をします。小正月は別名を女正月(おんなしょうがつ・めしょうがつ)ともいいます。昔は元旦を男の正月としていたので、小正月を女の正月と呼ぶようになりました。女正月は年末年始にゆっくりと休めなかった女性たちが、ゆっくりと休養したり遊んだりする日でもあります。今では新暦の正月・・・

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天皇誕生日

2月23日は天皇陛下のお誕生日です。今年は金曜日なので3連休の人も多いと思います。今上陛下のお誕生は既に新暦の時代ですから、新暦でお祝いするのは当然です。ただ旧暦だと、この日は丁巳(ひのとみ)で、陰陽五行では、十干の丁は陰の火、十二支の巳は陰の火で、比和だそうです。比和(ひわ)の意味は「同じ気が重なると、その気は盛んになる。その結果が良い場合にはますます良く、悪い場合にはますます悪くなる」とのこと・・・

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内包的意味と借用語

内包的意味に文化差が反映される例を説明しましたが、外来語を借用するとその差はさらにひろがります。日本語には英語からの借用語が多く、近年とくに原語とはかけ離れた意味になっているケースが増えてきました。これは辞書の外延的意味だけしか知らないか、意図的に意味をねじまげて借用しているからです。 たとえばマンションは日本では高層の集合住宅を意味しますが、英語のmansionは「屋敷」という意味であり、広い庭・・・

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内包的意味の文化差

内包的意味は個人差あるいは集団差という説明をしましたが、この集団には地域や国家、民族などいろいろな形があります。とくに問題になるのが言語間のニュアンスの違いです。たとえば犬は英語でdogといいますが、外延的意味はほぼ同じですが、内包的意味に大きな差があります。英語のa hot dogは犬の意味はまったくなく、日本語でもホットドッグのようにいうことで、違いを示しています。英語でなぜa hot dog・・・

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内包的意味connotation

Connotationは含蓄と訳されることもありますが、dennotation外延的意味とセットで考えないと誤解が生じます。外延と内包という用語は難しいニュアンスがありますが、簡単にいえば、外延的意味というのは誰もが同じ内容を思い浮かべることができる意味であり、内包的意味というのはいわゆるニュアンスのことで、人により感じる意味が異なる印象のようなものです。この2つの意味の境界が曖昧で、外延的意味は・・・

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雨水(うすい)と雛飾り

2月18日は二十四節気の雨水です。二十四節気は太陽の運行なので、新暦でも時期はほとんど変わりません。雨水は「うすい」と読みます。アマミズではないので誤解のないように。今では二十四節気よりも「雨水タンク」のような用例の方が多いですね。雨水とは、雪が雨へと変わって降り注ぎ、降り積もった雪や氷もとけて水になる頃という意味です。実際にはまだ雪深い地域もありますが、厳しい寒さが和らぎ暖かな雨が降ることで、雪・・・

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大坂城炎上と歴史

旧暦慶応4年1月18日(1868年2月2日) 大坂城は炎上しました。戊辰戦争の時、旧幕府軍から新政府軍への大坂城の引き渡しの最中に出火したとされています。今では新暦の方が採用されて解説も2月2日としていることがほとんどですが、本当は旧暦で表示するべきでしょう。1583年(天正11年)から1598年(慶長3年)にかけて豊臣秀吉が築いた大坂城(豊臣大坂城)の遺構は、現在ほとんど埋没しています。現在地表・・・

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