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コラム Articles
迎え火

8月13日は新暦でお盆をする人にとって、ご先祖様をお迎えする迎え火を焚く日です。火を焚いて迎えるという習慣は日本独自のものではなく、近年、日本だけでなくアジアに広がっているハロウインでも、根本であるドルイド教では、火を焚いて霊を迎え、新年を迎える習慣がありました。それがハロウインのカボチャの灯火へと変わっていきました。蠟燭の灯火は焚火の変形とも考えられ、火を焚くことが悪霊を追い払うという思想は世界・・・

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立秋

まだまだ暑いですが、今年は8月8日が立秋です。旧暦では6月22日ですから、なんとも不思議な感覚です。二十四節気は太陽の運行ですから、新暦とは近いのですが、それでもまだ早い気がする一方で、旧暦だと1か月以上の差があって、今年のように閏月があるとなおさら差が大きくなります。昔の人はどう思っていたのでしょうか。そもそも暦の日付はあまり気にしていなかったのかもしれません。暦は行事のためにだけあり、実際の季・・・

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夏土用と五行思想

夏土用の丑の日が近くなると、鰻の宣伝ばかりで嫌になります。いい加減平賀源内の戦略から逃れたい気分です。そもそも夏の鰻はアブラのノリは少なく、冬の鰻の方がはるかにおいしいです。江戸風ではさらに蒸してアブラを落とすので、うまみが減り、タレの甘さに誤魔化されてしまいます。鰻のうまさより甘いタレのかかった飯がおいしいだけなのかもしれません。実際、東京以外で、蒸さないタイプのいわゆる地焼きの鰻を食べると鰻の・・・

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夏の綱

「なつのつな」と聞いて何を連想されますか?7月27日の語呂合わせだそうですが、語呂合わせまでは理解できますが、https://zatsuneta.com/archives/107271.html の説明を読むまで「すいかの日」とはわかりませんでした。「スイカ生産者のグループが制定」とあるだけで、具体的な団体名が載っていないので、一体誰が考えたのでしょうね。このグループがいう綱というのは何を意味して・・・

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かき氷と天神祭

7月25日は「かき氷の日」だそうです。「「夏氷(なつごおり)」とも呼ばれることから、「な(7)つ(2)ご(5)おり」と読む語呂合わせと、1933年(昭和8年)のこの日、フェーン現象により山形県山形市で当時の日本最高気温40.8℃を記録したこと(日本最高気温の日)にちなみ、かき氷を食べるのにふさわしい日とのことで7月25日が選ばれた。」とのこと。(https://zatsuneta.com/arch・・・

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大暑

7月23日から二十四節気の大暑に入ります。今年の立秋は8月8日なので、前日までの16日間が大暑となります。文字通り一番暑い季節ですが、今年は梅雨の最中から猛暑なので、どうなることやら。二十四節気を三分割した七十二候も美しいです。 初侯:桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)桐の花が実を結び始める頃。桐は4月~5月に釣鐘型で薄紫色の花を咲かせ、花が終わると卵形の固い実がなりはじめます。「桐始結花」は、・・・

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お中元

本来は旧暦ですが、7月15日は中元です。どうして中元というかはほとんど解説されず、ただ夏の贈り物をする時期と理解されていますが、本来は1月15日が上元、7月15日が中元、10月15日が下元で、合わせて三元といいます。1月から7月までは半年ありますが、10月までは3カ月しかない変則的な行事です。これは道教の思想の1つで1年を2:1:1に分け、それぞれの切れ目を満月の日に割り振っています。三元とは道教・・・

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小暑・七夕

今年の小暑は七夕と重なります。小暑は二十四節気の1つで夏至と大暑の真ん中です。これから本格的な暑い夏になる季節ということになります。二十四節気はさらに三分割され七十二候となります。七十二候は美しい表現ばかりです。 初侯:温風至(あつかぜいたる):熱い風が吹いてくる時期です。現在では温風といえば暖房の温かい風をさしますが、本来は梅雨明け頃に吹く南風をさしました。梅雨の湿気も伴い、蒸し暑くなってくる頃・・・

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半夏生

2023年7月2日は半夏生(はんげしょう)という雑節の1つです。雑節とは二十四節気の他にある旧暦の行事で、他にも節分、彼岸、八十八夜、入梅、土用、二百十日などおなじみのものもあります。雑節の中であまり知られていないのが半夏生と社日です。昔は夏至から数えて11日目とされていたようですが、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっていておおよそ7月2日となっています。変わった名前の由来は・・・

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夏至 summer solstice

今年の夏至は6月21日です。英語のsolsticeは夏至と冬至の専用語で、春分vernal equinoxや秋分autumnal equinoxと同様、子供には難しい単語です。これらは昼の長さと夜の長さという比較的実感しやすい現象として内容の理解はしやすいのですが、理科としての知識はかなり高度な内容になるので、理解している人は案外少ないです。視点を地上に置いて考えると、夏至とは太陽黄経が90度の時・・・

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入梅

今年は6月11日が入梅です。最近は気象庁の「梅雨入り宣言」が支配していますが、実際の梅雨入りは地域によって違ったり、宣言が不安定です。反対の梅雨明けはさらに不安定です。暦の入梅は決まっており、雑節の1つです。現在広まっている定気法では太陽黄経が80度のときで6月11日頃となっています。これも日が不安定なわけでなく、入梅の瞬間が一瞬で、どちらの日に属するかの違いです。入梅の対義語は「梅雨明け」を意味・・・

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芒種

2023年6月6日は二十四節気の芒種(ぼうしゅ)です。芒種は二十四節気の一つで、定気法では太陽黄経が75度の時です。例年6月6日頃ですが、年により6月5日のこともあります。こういう表現をすると二十四節気が不安定で、昔の習慣はいい加減、という印象をもつ人がいますが、実際はそうではなく、新暦が不正確のためです。旧暦にはズレが大きく、新暦の方が、ズレが小さいことは事実ですが、新暦が完全に天体の運行を反映・・・

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月替わり

今日から6月に入ります。しかし旧暦だと卯月十三日で1か月半のズレがあります。今年は閏月で卯月が二度あるため、そのズレは余計、大きくなっています。旧暦だと1ヵ月は30日で、1年は360日ですから、新暦より5日早いはずです。そのズレを調整するために閏(うるう)というシステムを導入して調整しているのですが、その調整が過剰になって、かえって大幅に遅れるという現象になっているわけです。旧暦は太陽太陰暦ですか・・・

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小満

5月21日は二十四節気の1つ小満(しょうまん)です。小満は立夏と芒種の間です。陽気が良くなり、万物に生気が充満し、草木が生い茂るという意味です。この頃に、麦畑が緑黄色に色付き始め、美しい景色になります。人々の生活の糧(かて)である麦に穂が付き、ほっと一安心(少し満足)という意味から「小満」になったという説もあるそうです。小満の終わり頃、実った麦を収穫するため、麦秋(ばくしゅう、むぎあき)という時期・・・

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立夏

月日の経つのは早いもので、もう立夏です。立夏は二十四節気のひとつで太陽黄経が45度になる日です。旧暦でも季節の流れを感じられるように定められた日です。語節句のように日付で固定された行事と自然の流れによって定められた二十四節気がうまく組み合わさったのが旧暦で、新暦との日付のズレばかりが強調されて、明治時代に廃止されてしまいましたが、今でも天気予報による季節感と新暦とのズレは残ったままです。季節が緩や・・・

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端午の節句

端午の節句の由来は、中国の伝統的な節句「端午節」に由来しています。端午節は、中国の歴史的人物である屈原を祀る祭りであり、屈原が亡くなった日にあたる5月5日に行われます。日本にもこの節句が伝えられ、やがて独自の文化となっていきました。 端午の節句の主な行事としては、鯉のぼりを立てることが挙げられます。鯉のぼりは、風に揺れる鯉の形をした吹き流しで、子どもたちが元気に成長するようにとの願いを込めて、家や・・・

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夏も近づく八十八夜

今年は5月2日が八十八夜です。「野にも山にも若葉が茂る」という歌詞は新緑の季節が目に浮かぶようです。八十八夜は立春から数えて88日目ということなのですが、数えなので、現代風の換算だと87日後、ということになります。八十八夜は雑節の一つで、雑節というとなんだか雑な感じがしますが、そうではなく、「いろいろな」という意味です。旧暦だと太陽の運行による季節とのずれが起こるので、季節感や農業との調整として二・・・

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癸卯弥生朔日

旧暦だと、今年は閏2月があったので、本日が弥生朔日(3月1日)です。そして二十四節気の穀雨と重なります。昔の人はこういう季節感のずれをどう感じていたのでしょうね。蝦夷地以外では桜も終わっていて、清明が終わっても、ようやく弥生というのも何となく「今年は遅いね」くらいの感覚で受け入れていたのでしょうか。 穀雨とは文字通り、穀物に恵みの雨で、種蒔きや田植えの時期となっています。穀雨の終わり頃には八十八夜・・・

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春土用の入り

土用というと夏土用の鰻、という固定イメージになっていますが、本来、土用は春、夏、秋、冬の4回あります。土用は二十四節気ではなく雑節の1つです。土用は季節の変わり目で、春土用は立夏までの18日間です。今年の春土用の入りは4月17日です。夏土用は丑の日に「う」のつく食べ物、白いものを食べるとよい、とされていますが、春土用は戌(いぬ)の日に「い」のつく食べ物を食べるとよいとされています。今年の春土用戌の・・・

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旧暦の生活

今月は閏2月です。今年は2月が2回あります。昔の人はどう思っていたのでしょうね。2月には立春とか節分という行事がありますが、2回やっていたのでしょうか。どうもそのようですが、選択性もあったようです。9月の月見などがある場合は、前の十五夜、後の十五夜と呼んで、2回楽しむ習慣もあったようです。そもそも行事は義務ではないですし、楽しむことが前提なので、選択的でよいわけです。そうした精神的な余裕のある生活・・・

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