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文月

本日から文月(ふづき、ふみづき)には入ります。文月から秋の月になるのですが、まだまだ猛暑が続く夏真っ盛りという感じです。文月の由来は文被月(ふみひろげづき)つまり書物を広げる月ということで、字が上手になることを祈って、七夕の短冊に歌や願い事などを書くという風習と関わっているとされています。新暦の七夕は過ぎてしまいましたが、旧暦では六日後、今年は8月4日になります。今でも旧暦のまま七夕をする地域もあ・・・

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土潤溽暑

旧暦水無月晦日は土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)という七十二候の1つです。溽=むしあついと読みます。非常に蒸し暑い様を溽暑(じゅくしょ)といい、梅雨が終わり、夏真っ盛りになる頃の湿気の多い蒸すような暑さを意味します。こういう漢字と言葉は残しておきたい日本遺産ですね。土が潤うというのは、地面が湿気を帯びて蒸し蒸しする感覚を表現したもので、実際には強い太陽光で熱をもち乾燥します。この土の熱を「土熱・・・

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朝鮮戦争終結と日本の敗戦状況

1953年7月27日に朝鮮戦争が終結しました。朝鮮戦争の頃の日本は戦後のドサクサがまだ続いており、国民は生活に必死であまり関心がなかったように思います。しかし朝鮮半島においては国家が分断され今日までそれが続いている悲劇的な戦争です。要するにソ連と当時のアメリカの都合だったことは明白です。 Widipediaの記述を中心にざっくりとまとめます。第二次世界大戦中の連合国会談により降伏後の日本が朝鮮半島・・・

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幽霊の日

7月26日は幽霊の日だそうです。そんな日もあるのかと調べてみたら、文政八年(1825)7月26日に江戸中村座において四代目鶴屋南北作の『東海道四谷怪談』が初演されたことを記念しているのだそうです。旧暦のことなので、本当は新暦にするのはまずいのではないかと思います。それこそ元の日が幽霊になってしまいます。 日本の幽霊は足がないことになっていますが、それは歌舞伎役者の尾上松緑が考えた演出だといわれてい・・・

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味の素

7月25日は味の素の日だそうです。明治41年(1908)4月24日、東京帝国理科大学教授池田菊苗博士は昆布だしのうまさの正体がグルタミン酸であることをつきとめ、うまいと感じるものの正体をうまみと命名しました。そしてグルタミン酸を調味料にするため、ナトリウムを加えて濃縮する技術を開発し、同年7月25日に製造法の特許を取得しました。その後、鈴木製薬所に製品化を依頼し、明治42年「味の素」という製品販売・・・

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応永の外寇と倭寇(海乱鬼)

応永26年(1419)水無月二十六日、応永の乱の中で激しい戦闘がありました。応永の外寇は日本史の中では教えられることが少ないのですが、李氏朝鮮による対馬への侵攻のことで、糠岳戦争ともいわれ、朝鮮史では己亥東征と言うそうです。当時、対馬が倭寇の根拠地とみなされていて、たびたび倭寇に襲われた朝鮮側が征伐のために侵入した戦争です。倭寇というのは「日本の海賊」という朝鮮側、中国側の解釈ですが、実際には日本・・・

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大暑と丑の日

水無月二十五日は二十四節気の大暑です。今年は新暦7月23日から8月6日までの15日間が大暑で、今日がその入りということです。盛夏というか、1年でもっとも暑い期間ということで、これが過ぎると秋に入ります。 大暑は土用の丑の日と重なるので、鰻屋さんが大忙しの日という習慣になっていますが、これは江戸時代の平賀源内のCM戦略に乗ったまま今も続いているのです。夏土用の丑の日は「う」のつく食べ物が健康によいと・・・

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著作権とNFT

著作権というと文字からは何か著作をした場合の権利と理解されそうですが、英語ではcopyrightつまり複製する権利ということになっています。実際、著作権は国ごとに内容が異なります。現在の日本の著作には小説、音楽、美術、アニメなど広く「表現されたもの」が含まれ、表現の創作者が著作者、表現されたものを著作物、そして著作者に与えられた権利が著作権ということになっています。現時点で著作物と考えられているの・・・

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破防法と公安調査庁

1952年7月21日、破壊活動防止法が公布され、公安調査庁が設置されました。映画やドラマでは時々、公安調査庁がでてきますが、普段、活動を目にすることはありませんし、警視庁公安部と誤認されることも多く、似たような組織として内閣情報調査室もあって、正しく理解されていることは少ないです。こういう情報機関をインテリジェンスといい、007のジェームス・ボンドの映画のせいもあって、スパイの世界との混同もありま・・・

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夏土用、そして畠山の乱

水無月二十二日は夏土用の入りです。令和4年の夏土用は7月20日から8月6日までです。土用は季節の変わり目で、年4回あるのですが、鰻との関係か、夏土用が一番よく知られています。その土用丑の日は7月23日になります。今の時期に夏土用が季節の変わり目というと、これから本格的な夏、という感じになるかもしれませんが、太陽太陰暦でいう季節では夏土用は夏から秋への変り目ということになります。土用の頃には海の波も・・・

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正倉院と廬舎那仏

天平勝宝(てんぴょうしょうほう)8歳(756)水無月二十一日、聖武天皇の遺品が東大寺蘆舎那仏に献納され、後にこれを収納する為の正倉院が建立されました。聖武天皇は大変な人生を送られた方で、文武天皇の第一皇子として生まれ、7歳で父と死別、母が心的障害に陥り、やがて病気が平癒した母との対面を果たしたのは37歳の時でした。こうした事情のため、父方の祖母である元明天皇(天智天皇皇女)が中継ぎの天皇として即位・・・

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海の日

7月18日は海の日です。国土交通省の実施要領によれば「平成8年、海の恩恵に感謝するとともに海洋国日本の繁栄を願う日として「海の日」が祝日となりました。世界の国々の中で「海の日」を国民の祝日としている国は唯一日本だけです。」だそうですから、国民にイマイチ意味がよくわからないのも無理はないです。2021年は東京オリンピックの開会式の予定日の前日の7月22日(木曜日)に変更されました。しかし決定がカレン・・・

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日米修好通商条約と捕鯨

安政5年(1858)水無月19日、日米修好通商条約Treaty of Amity and Commerce Between the United States and the Empire of Japanが日本とアメリカの間で結ばれました。先の琉米修好条約がConvention 出会ったのに対し、Treatyとなっている点に注目してほしいところです。日本語訳はどちらも条約としていますが、微妙なニ・・・

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足高の制と大岡越前

享保8年(1723年)6月18日江戸幕府8代将軍・徳川吉宗が足高の制(たしだかのせい)を施行しました。江戸幕府では各役職には各々禄高の基準を設けられていました。たとえば大目付・町奉行・勘定奉行は3千石となっていました。それ以下の禄高の者が就任する際に、在職中のみ不足している役料(石高)を補う制度が「足高の制」です。八百石の旗本が基準高3千石の町奉行に就任した場合は、在職期間中に限って幕府から不足分・・・

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琉米修好通商条約

琉米修好条約(りゅうべいしゅうこうじょうやく)Convention between the LewChew Islands and the United States of Americaとは、1854年7月11日(咸豊4年・嘉永7年6月17日)に琉球王国とアメリカ合衆国が締結した条約(Wikipedia)です。1858年に日米修好通商条約が結ばれることになる前哨戦なのですが、日本史で習うことは稀・・・

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パリ祭(フランス革命記念日)

7月14日はパリ祭です。なぜ外国のローカルな祭りを取り上げたかというと、歴史的に日本人に影響を与えてきたからです。パリ祭というのは日本だけの呼び名で、現地フランスでの名称はFete nationale francaiseつまりフランス国民の祭典ということで革命記念日とか建国記念日というのが正しいのです。なぜパリ祭になったかというとwikipediaによれば「ルネ・クレール監督の映画 『Quator・・・

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承久の乱

承久3年(1221)6月15日に承久の乱が終結します。今年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は承久の乱で終わるらしいですから、ネタバレにならないように事実だけを知っておくと、ドラマが一層楽しめると思います。 承久の乱は後鳥羽上皇が鎌倉幕府執権の北条義時に対して討伐の兵を挙げて敗れた戦です。上皇の院宣で討伐対象として挙げていたのは義時であったが、北条家は鎌倉幕府全体への攻撃であるとして東国御家人た・・・

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住吉の潮湯

旧暦6月14日に大阪の住吉神社で「潮湯」という伝統行事があるそうです。正しくは住吉御神輿洗神事(すみよしみこしあらいのしんじ)というのだそうですが、住吉祭に使う御神輿を海水で清めるという神事です。解説によると「住吉大社夏祭はこの神事から始まり、夏越(なごし)祓神事、堺への神輿渡御祭へと続く。七月の「海の日」、住吉公園で神輿を祓い清める式である。南港の沖で汲んだ海水で禊を行う。この汐を浴びると病が治・・・

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最後の遣隋使

旧暦6月13日にはいろいろな事件がありました。天宝15載(756)安禄山らの蜂起により唐の皇帝玄宗が愛妾・楊貴妃を伴って都落ち。天正10年(1582)山崎の戦いで羽柴秀吉が明智光秀を破る。光秀は敗走中に雑兵に刺殺される。どちらも悲劇的な結末です。延暦13年(794年)桓武天皇の命を受けた坂上田村麻呂が蝦夷征討に出発。戦いの幕開け。慶長20年(1615)江戸幕府が一国一城令を布告。あまり重要視されて・・・

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納豆

7月10日は予想通り納豆の日です。昔、日本史の年号を覚えるのに平城遷都を「納豆食べておならする」というのを今でも覚えています。歴史といえば年号覚えみたいな感覚があって、何の意味があるのかわからないままテストのために覚えていました。今から見ると西暦で覚えると時間的経過が分かりやすいので、そういう感覚が浸透したのだと思いますが、歴史とは時間的な経過だけが問題ではないので、もっと中身をきちんと学習すべき・・・

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