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ゑびす

関西地方では十日戎(とうかえびす)が今も盛んで、関東のお酉様と同じような賑わいを見せています。えびすは変体仮名で「ゑびす」とも書きます。元の漢字は惠でその草書体です。恵比寿と書くのはその名残りを残しています。残念はことに「す」の元字は寸なので、縁起のいい寿に変えたと思われます。スシを寿司と書くのと同じ文化です。変体仮名や旧字体漢字は古文を読むには必須の知識です。こうした古来の文字は明治33年(19・・・

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日米貿易摩擦と尖閣諸島問題

一見関係のない2つの政治課題が密接につながっていたことをご存じでしょうか。今から50年前、1972年1月3日、日米繊維協定が調印されました。この問題をめぐる日米間の貿易摩擦がその後も続く各種貿易摩擦の始まりで、現在は同様の貿易摩擦が米中で行われている、といえるかもしれません。この日米貿易摩擦の裏側で沖縄の返還と尖閣諸島の帰属問題があったことはあまり知られていません。綿花とか繊維問題といえば、現在は・・・

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日本の紀元

明治5年はいろいろな改革が行われた年で、太政官布告第342号で神武天皇即位紀元が制定されたのもこの年です。明治5年政府は太陰太陽暦から太陽暦への改暦を布告し、神武天皇即位を紀元とすることを布告しました。神武天皇即位紀元の元年は西暦紀元前660年に相当するとされていますが、この根拠となっている『日本書紀』の紀年は信頼性に疑問符が付き、西暦紀元前660年に即位したことを歴史的事実とするには歴史的証拠に・・・

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学制150年

明治5年はいろいろな改革が行われた年ですが、近代的学制が開始されたのもこの年です。前年の明治4年廃藩置県が行われ、中央集権の政府となり、文部省が設置されました。文部省は日本全国の学校を管轄し、江戸時代の学校制度をなくして、欧米の教育制度を参照した学校制度にすることになりました。明治5年6月24日に太政官から認可がおり、8月3日に太政官布告があり学制が公布されました。 文科省(https://www・・・

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戸籍改正による明治維新

旧暦明治5年3月9日壬申戸籍に改正されました。壬申戸籍というと大昔の戸籍のような命名ですが、明治5年の干支が壬申なので壬申戸籍となりました。同じ壬申でも「壬申の乱」の方は有名です。こちらは天武天皇元年(672)に起こった古代日本最大の内乱で、天智天皇の太子・大友皇子に対し、皇弟・大海人皇子が挙兵、反乱者である大海人皇子が勝利して天武天皇になるという、日本では例を見ない内乱でした。壬申の乱と壬申戸籍・・・

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明治の改暦150年

旧暦明治5年12月3日が新暦明治6年(1872)1月1日となり、今日まで続いています。つまり明治5年12月4日から31日が消えてなくなってしまったのです。これが明治の改暦です。この年の6月12日に品川から横浜までの日本初の鉄道が仮営業を開始したので、今年は鉄道開業150年ということで大々的な記念行事が行われています。 一方で改暦150年という話はほぼ聞いたことがありません。明治5年は実の多くの改定・・・

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人日

人日と書いてジンジツと読みます。五節句の1つですが、ご存じの方は少ないと思います。3月3日(上巳ジョウシ) 5月5日(端午タンゴ) 7月7日(七夕シチセキ) 9月9日(重陽チョウヨウ)が五節句です。読み方も端午は割合知られていますが、あとはあまり知られておらず、七夕もタナバタとして知られています。とくに1月7日はほぼ知られていません。なぜこの日が選ばれているかというのは古来中国では奇数が吉数とされ・・・

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スクールカラー

箱根駅伝では各校がスクールカラーの襷を繋いでいくことが重要な要素になっています。いつも思うのですが、箱根からの復路では10分遅れでまとめてスタートとか、途中1位と20分遅れると襷が繋げない、という変な規則があるのはテレビ局の放送時間枠のせいなのです。スポーツのルールはそのコミュニティが決めるべきもので、他の組織が介入するのは望ましくないです。スポーツと商業は切り離しにくい側面があるのも事実ですが、・・・

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大つごもり

大晦日の別名が大つごもりです。月末を晦日(みそか)といい、年末が大晦日です。晦日の別名がつごもりなので、年末が同様に大つごもりです。みそか、という表現もいいのですが、つごもり、という音がなんとなく押し迫った感じが出て、好みです。みそかというのは三十がミソなので、30日の意味です。月末が30日とは限らないため、月が籠るという意味でのつごもりという表現があったようです。とにかくこの日にはその月のツケを・・・

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煤払い

煤(すす)という字もほとんど見られなくなりました。煤払いという年末の行事もお寺などでしかいわれない風物となりました。今は古民家でもないかぎり、家の中に煤がある家はないと思われます。昔は竈(かまど)だけでなく、囲炉裏や火鉢のような暖房器具、ランプや蝋燭(ろうそく)行燈(あんどん)などの照明器具も煤が出る物でしたから、しょっちゅう掃除が必要でしたし、仏具や神棚など普段あまり掃除ができない所は年末に大掃・・・

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里帰り

日本では盆暮れの里帰りという江戸時代からの風習が未だに続いています。昔の奉公人には休日という習慣はなく、住み込みで食事の賄いつきで仕事をし、年二回お休みがでるわけです。そして労働を通じて技術を学び、将来は暖簾分けという独立に際してはお店が資金の支援をするというシステムでした。ベテランの奉公人になれば、住み込みでなく通いも可能で、嫁とりして暖簾分けというのが当時のビジネスモデルでした。貧しい農家や職・・・

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