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コラム Articles
夏も近づく八十八夜

今年は5月2日が八十八夜です。「野にも山にも若葉が茂る」という歌詞は新緑の季節が目に浮かぶようです。八十八夜は立春から数えて88日目ということなのですが、数えなので、現代風の換算だと87日後、ということになります。八十八夜は雑節の一つで、雑節というとなんだか雑な感じがしますが、そうではなく、「いろいろな」という意味です。旧暦だと太陽の運行による季節とのずれが起こるので、季節感や農業との調整として二・・・

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May Dayと救難信号

5月1日はメーデーという労働者の祭典、ということなのですが、日本では労働運動がだんだん下火になってきて、今ではGWの真ん中で休暇をとって休む人も多くなりました。英語の中で月名が特定の日を表す例は他にありません。May Dayは元々ヨーロッパの五月祭で、夏の始まりということで、いろいろな行事があります。冬が長いヨーロッパ諸国では夏の到来が楽しいのです。 「メーデー」は遭難信号としても使われています。・・・

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図書館

「昭和25年4月30日、画期的な文化立法である図書館法が公布され、それを契機として日本の図書館活動は新しく生まれ変わりました。サービスとしての公共図書館の機能が明らかにされ、無料原則がうちたてられ、わが国は、真の意味での近代的な公共図書館の時代をむかえたのです。日本図書館協会は、今日の図書館発展の基盤となった図書館法公布の日を記念して、4月30日を「図書館記念日」とすることにいたしました。」(ht・・・

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昭和の日

4月29日は昭和生まれにとっては天皇誕生日でした。Wikipediaの解説では「「国民の祝日」の一つ。「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」ことを趣旨としている。「(春の)大型連休」とも呼ばれる「ゴールデンウィーク」(Golden Week:GW)を構成する祝日の一つでもある。」としています。趣旨説明はどうもしっくりきません。GWの祝日の一つというのが納得できま・・・

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主権 sovereignty

Sovereigntyという英語はなじみがないと思います。カタカナで書くとソブレインティと読むことが多いですが、英語に近い発音としてはソウブレンティの方が近いので、とくに政治経済で変なカタカナ語は氾濫している現在、実用的な意味でこちらを覚えていただくのがよいと思います。 英語もそうですが、主権という政治用語はニュースなどでもよくでてきますが、一般にはわかりにくい内容です。「中国は台湾の主権を認めて・・・

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度量衡 weights and measures

度量衡(どりょうこう)という表現はあまり使われなくなりましたが、現実には今も使われている重要な概念です。度は「長さ」で測る道具は物差し、量は「体積」のことで枡(升、ます)で測ります。衡は「質量」つまり重さで「秤(はかり)」で測ります。小学校で習うセンチメートル、リットル、グラムという単位の基本概念です。温度を度というのは温度計が長さで測っていることからきています。単位は違っても世界中で生活に密着し・・・

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World Intellectual Property Day

世界知的所有権の日は毎年4月26日に開催されます。このイベントは、2000年に世界知的所有権機関(WIPO)によって設立され、「特許、著作権、商標、意匠が日常生活にどのように影響するかについての認識を高め」、「創造性と、世界中の経済と社会の発展に対するクリエイターやイノベーターの貢献を祝う」ことを目的としています。4月26日が世界知的所有権の日として選ばれたのは、1970年に世界知的所有権機関設立・・・

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徳政令

旧暦永仁5年3月6日(1297)日本で最初とされる徳政令であるに永仁の徳政令が鎌倉幕府第9代執権・北条貞時によって発令されました。内容は (1)越訴(裁判で敗訴した者の再審請求)の停止。(2-a)御家人所領の売買及び質入れの禁止。(2-b)既に売却・質流れした所領は元の領主が領有せよ。ただし、幕府が正式に譲渡・売却を認めた土地や、買主が御家人の場合で領有後20年を経過した土地は、返却せずにそのまま・・・

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植物学の日

4月24日は植物学の日になっているので、NHKを始め大騒ぎすることでしょう。朝ドラ「らんまん」のモデルである牧野富太郎の誕生日にちなんでいます。しかし牧野博士が生まれたのは文久2年(1862)年ですから、まだ旧暦の時代です。何もかも新暦に換算するのはどうかと思うのですが、もう当たり前になっていて疑問に思うのは稀有な人でしょう。ドラマでは峰屋の槙野万太郎となっていますが、牧野富太郎は土佐国佐川村(現・・・

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トラックの意味

最近、ファスト・トラックという政治用語が出てきました。またしても知識不足の役人が考えた用語だと思います。彼らが念頭に置いたのは、空港の入国管理窓口などで、ビジネスクラスやファーストクラスには別の優先レーンがあり、自分がスムーズに行けた経験から、便利だと思ったことから想像したのでしょうが、エコノミーしか乗った経験のない一般人は直観的に理解できません。正に役人のエリート意識というか国民を下にみている意・・・

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創造の誤解

創造するcreateというと、ゼロから何かを作り出すようなイメージをもっている方がいますが、実際には「新しい組み合わせ」のことです。たとえば料理を考えてみると、材料は普通にあるものですし、調味料もあるものです。料理器具も普通にあるものです。料理法も切る、煮る、焼く、蒸す、などこれまでにある方法です。しかし少し材料を変えたり、調理時間を変えたり、調理器具を変えたりすることで新しい料理ができます。調味・・・

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World Creativity and Innovation Week:WCIW

4月15日はレオナルド・ダ・ヴィンチの誕生日ということで発明の日として、この1週間を国連は「世界創造と革新の週」としています。イノベーション(innovation)は日本語で革新・刷新・一新の意味ですが技術革新と解されることが多いようです。新技術と思われがちですが、原義は新しい思い付きや手法の利用のことで、小さなことでも新しいアイデアを利用すればイノベーションです。国連の説明では There ma・・・

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癸卯弥生朔日

旧暦だと、今年は閏2月があったので、本日が弥生朔日(3月1日)です。そして二十四節気の穀雨と重なります。昔の人はこういう季節感のずれをどう感じていたのでしょうね。蝦夷地以外では桜も終わっていて、清明が終わっても、ようやく弥生というのも何となく「今年は遅いね」くらいの感覚で受け入れていたのでしょうか。 穀雨とは文字通り、穀物に恵みの雨で、種蒔きや田植えの時期となっています。穀雨の終わり頃には八十八夜・・・

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収育

収育の日というのがあるそうです。4月19日の語呂合わせだそうで、一般社団法人日本収納検定協会が提唱しています。(https://shu-ken.or.jp/shuiku01/)収納に育児・教育・育成を組み合わせた新語だそうです。なるほどどの語にも育がついていて、うまいネーミングだと思われます。同HPによると「子どもたちにお片づけを通してたくさんの「大切なこと」を伝えていく取り組み」で、「子どもたち・・・

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発明の日

発明の日というのがあるそうです。「明治18年(1885年)4月18日に、初代特許庁長官を務めた高橋是清らが現在の特許法の前身である「専売特許条例」を公布し、日本の特許制度が始まりました。これを記念し、昭和29年(1954年)1月28日に、通商産業省(現在の経済産業省)は、特許制度をはじめとする産業財産権制度の普及・啓発を図ることを目的として、毎年4月18日を「発明の日」とすることを決定しました。」・・・

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春土用の入り

土用というと夏土用の鰻、という固定イメージになっていますが、本来、土用は春、夏、秋、冬の4回あります。土用は二十四節気ではなく雑節の1つです。土用は季節の変わり目で、春土用は立夏までの18日間です。今年の春土用の入りは4月17日です。夏土用は丑の日に「う」のつく食べ物、白いものを食べるとよい、とされていますが、春土用は戌(いぬ)の日に「い」のつく食べ物を食べるとよいとされています。今年の春土用戌の・・・

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風が吹くと桶屋が儲かる

これは昔、諺(ことわざ)だと思われていました。「風が吹けば桶屋が儲かる」という言い方もあります。丸山健夫 (2006)が詳しい解説をしていますが、江戸時代の浮世草子の気質物(かたぎもの)が初出だそうです。まず原典を検証してみましょう。 「とかく今の世では有ふれた事ではゆかぬ。今日の大風で土ほこりが立ちて人の目の中へ入れば、世間にめくらが大ぶん出来る。そこで三味線がよふうれる。そうすると猫の皮がたん・・・

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二項対立と弁証法

物事を考える時、つねに反対側を考えると本質がわかることが多いです。人間はどうしても1つのことに拘ると他の面が見えなくなってしまいがちです。2つの対立する概念を活用して論理展開する技法が弁証法で、現代科学もこの技法によっています。論理学の世界ではこれを二項対立dichotomy、binary oppositionといい、二つの概念が存在していて、それらが互いに矛盾や対立をしているような状態のことを言・・・

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統計の偏り

内閣支持率や人気商品ランキングなど、日本人は統計が大好きな国民です。アメリカ人も比較的好きな人が多いようですが、世界の多くの人々はこうした数字をほとんど信用していません。たとえばミシュランの星などをありがたがるのは日本の特徴のようで、これは今に始まったことでなく、江戸時代から店の番付などのランキングがありましたから、日本文化の1つといえそうです。 統計結果の発表で%がよく使われますが、%記号は/1・・・

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喫茶店文化

日本で喫茶店の始まりは明治21年(1888)4月13日、東京の下谷上野西黒門町に「可否茶館(かひいさかん)」が開店したことだそうです。当時の喫茶店はかなりモダンな施設で、1階にビリヤード、2階に喫茶室という2階建ての洋館だったそうです。現在でも同名の喫茶店がありますが、オリジナルの可否茶館はわずか五年で閉店になったそうです。開店当時はいわゆる鹿鳴館時代で、ハイカラ文化が流行っていました。 「可否茶・・・

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