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コラム Articles
統計による人工知能

AIブームの昨今ですが、かなり誤解も広がっています。AIはartificial intelligenceつまり人工知能の訳語です。そのため人間の知能を真似たもの、というところまでは合っています。問題は人間の知能のごく一部を利用したものであることで、実際には人間のその方面の知能の能力をはるかに超えています。しかし人間の知能のほんの一部であることは認識しておくべきです。 現在のAIの基本技術はdeep・・・

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大寒

1月20日は二十四節気の1つ大寒です。この節気が終ると春になります。今日はアホな漫才ネタを1つ。 「今日はオオサムやねえ」「アホか、ダイカンゆうんやで」 「まあどっちでもええがな。ところでオオサムは英米では秋なんやで」「嘘、いいなや」 「英語でオータムは秋のことやで。オータムコタム」「えらいこじつけや」 「ほんでもって、夏はサマーで日本は秋」「サマーのどこが秋や」 「サンマは秋の魚やろが」「なるほ・・・

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人間はアナログ

人間の感覚はアナログであることをきちんと理解しておくことは重要です。実は機械もほとんどがアナログです。コンピュータもデジタルなのは計算部分だけで、部品はアナログで動いています。そもそも電気はアナログなのです。コンピュータの心臓であるCPUは電気回路です。電気にはonとoffがあるので、それを1と0に割り当てて、2進法で計算させるという原理です。数字はデジタルで、普通に使う10進法の数字を2進法に変・・・

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大津波の影響

思いがけぬ大津波で被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。日本は10年前の東北大震災の記憶もあり、かなり慎重な対応でした。気象庁も想定外の事象で苦労されたことと思います。 私見ですが、この津波は悪いことばかりでなく、別の効果ももたらすであろうと思っています。今回の大津波はいわば太平洋という大たらいを揺らしたようなものですから、たらいの縁は波が大きくなり、環太平洋の湾岸の津波は想定外に大きかっ・・・

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視覚化

色(しき)の話の続きです。最近はビジュアルという表現の意味がかなり拡大しています。ビジュアル系バンドのように「見た目」の意味にも使われます。本来は英語のvisualという形容詞なのですが、語源は見るという意味のラテン語で、同じように派生した単語にはvisit, visonなど見るという意味から連想できる語もありますが、wise, adviseのように見る意味からは連想できない語もあります。見るとい・・・

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色(しき)

色と書いてシキと読むと仏教用語になります。有名な空即是色の色です。色というのは「名に見えるもの」という意味だそうです。この語句が出てくる般若心経では「無眼耳鼻舌身意、無色声香味蝕法」とあります。これらはいわゆる感覚器官と感覚です。普通は五感であり、最後の意は心でその感覚は心の対象、ということになります。ここの説明は難しいので、とりあえず除外しておいて、実際に身体がある語感について考えたいと思います・・・

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鏡開き

1月15日は関西地方の鏡開きです。関東では1月11日のところが多いようです。元は15日までが松の内で、関西は古い伝統を守っており、関東は新しい伝統に変わったということのようです。なぜ変わったのかは諸説あります。二十日正月といい、松の内が20日に明ける地域では20日に鏡開きをします。この20日は徳川家光が4月20日に亡くなったので、月命日である20日を避けるようになったから、という説があります。そう・・・

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知・情・意

日本語研究の先駆者の一人に本居宣長がいます。彼は知・情・意のすべてに「こころ」という読みを与えました。普通、ココロといえば心ですが、それ以外のものにもココロという読みを与えたわけです。日本文化的にはなんとなく理解できますでしょうか。 これらを英訳してみると、intelligence, affection, intensionとなり、英語のニュアンスがわかる方なら、本居の分析がいかに的確であるかがわ・・・

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事実、現実、真実(VRの続編)

あなたは事実と現実と真実の違いを説明できますか?できる方は哲学に詳しい方です。日本人の多くは深く考えずにどれも「本当」として理解していると思います。曖昧なままですね。これらの単語には共通点があります。2字漢語であること、後ろが実になっていることです。何か原因があると思いませんか?そこが理解の出発点です。 まずどれも訳語です。今は日本語の中に入っていますが、元は外国語だったわけです。英語ではそれぞれ・・・

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VR

VRはバーチャル・リアリティ、仮想現実、という解説が一般的です。この解説を見た時すごい違和感がありました。バーチャルとは何のことだろうか、という疑問です。英語ではvirtualというのを知ってなお疑問が増しました。私の知っているvirtualは「実質上、事実上」という意味であり、仮想という訳語とは合わないのです。実態を知ってから、英語でなぜvirtual realityというのかわかりました。 ま・・・

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成人の日

今年は1月10日が成人の日です。日なのですから固定しておくのが本来だと思います。従来は1月15日が成人の日でしたが、連休を作るために移動させるようになりました。その連休のため、オミクロン株蔓延の対策をしなければならなくなっているのは滑稽な話です。しかし笑ってもいられません。動かしていいなら、いっそ3月にするか今年はなしにしたらどうなのでしょうか。実際、成人式を中止している自治体もあるのです。旅行業・・・

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十日戎

1月10日は「とおかえびす」で主に西日本でのお祭りです。テレビで有名になったのが西宮神社の福男レースです。えびす神は七福神の一人ですが、日本生まれの神様で商売繁盛だけでなく五穀豊穣や豊漁などを司る神様です。釣竿と鯛を持っているので、釣竿の代わりが笹になったとも言われています。福笹の他に福簔(みの)や熊手も縁起物として販売されます。そういえば簔も昔はよく見たのですが、最近はとんと見なくなりました。 ・・・

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メタバース

メタバースが話題になってきています。仮想空間でアバターが動く、といわれてもピンとこない人も多いと思います。実物を見れば一目瞭然ですがVRとの混乱もあるようです。 簡単にいえばメタバースは仮想空間という世界、VRはそれを実現するツールという説明がなされています。それでもなんだかわかりにくいですね。 メタバースは英語だとmetaverseです。Metaは「高次の、~を超えた」という意味のギリシア語です・・・

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ウイルス

正月祝いも明けて、さあ仕事と思っている時に、またしてもコロナウイルス感染が広がり始め、今年もまた自粛生活か、とげんなりしてきます。 ウイルスは英語でvirusなので英語起源でないことがわかります。英語ではヴァイラスと読んでいます。英語のカタカナ読みが多い外来語の中では珍しく、これはドイツ語読みです。医学用語はドイツ語起源が多いですが、今はかなり英語に変わってきています。残っているのはメス、クランケ・・・

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人日

人日と書いてジンジツと読みます。五節句の1つですが、ご存じの方は少ないと思います。3月3日(上巳ジョウシ) 5月5日(端午タンゴ) 7月7日(七夕シチセキ) 9月9日(重陽チョウヨウ)が五節句です。読み方も端午は割合知られていますが、あとはあまり知られておらず、七夕もタナバタとして知られています。とくに1月7日はほぼ知られていません。なぜこの日が選ばれているかというのは古来中国では奇数が吉数とされ・・・

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小寒

1月5日は二十四節気の小寒です。今日から寒の入りなので寒中見舞いを出します。年賀状を出し忘れた所とか、出していないのに来てしまった場合の返事に利用するとよいです。 小寒は旧暦だと12月で冬にあたります。二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらに季節を6つの節気に分けた季節の移り変わりを表したものです。昔の農業ではこの旧暦に従って農作業をしてきました。つまり実際の気候の変化により近いものだ・・・

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スクールカラー

箱根駅伝では各校がスクールカラーの襷を繋いでいくことが重要な要素になっています。いつも思うのですが、箱根からの復路では10分遅れでまとめてスタートとか、途中1位と20分遅れると襷が繋げない、という変な規則があるのはテレビ局の放送時間枠のせいなのです。スポーツのルールはそのコミュニティが決めるべきもので、他の組織が介入するのは望ましくないです。スポーツと商業は切り離しにくい側面があるのも事実ですが、・・・

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箱根駅伝

箱根駅伝も正月の行事になってきた。考えてみると、これは地方大会であり、本来なら全日本駅伝の下位レースなのだが、駅伝ランナーの夢になっているのはテレビの影響以外の何物でもない。正月には高校サッカーとか、大学ラグビーなどもあるのだが、人気と有名度は段違いである。スポーツをテレビが支配しているのはいかがなものだろうか。 年末のNHK紅白歌合戦と正月2,3日の箱根駅伝の間、他のテレビ局はもうやる気がないの・・・

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正月三が日

明日から仕事始めの人も多いでしょう。これも仕事納め同様に官庁の決まりで、民間がそれに合わせています。官尊民卑は政治体制というより、もう日本の伝統の一部になっていると解釈するのが正しいでしょう。よく考えてみると、官尊民卑と民主主義が矛盾しているように考えるのは、欧米の民主主義が王権との対立であることを意識するからで、日本の官僚組織は王権ではなく民主なので、矛盾がないのかもしれません。 初夢といえば2・・・

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姫始めと初売り

姫始めといえば、男女の…を始めてする日として有名ですね。実際、そういう風習もあります。これは世界的に類例がないと思います。外国でこの話をしたら、日本人はどうしてそういうことを考えるのか、と不思議がられました。断食が過ぎて大食いするとか、なら理解できますが、この日から始めるというのは確かに変ですね。 実は姫始めの起源はまったく違うものです。姫飯(ひめいい)といい、柔らかいご飯を食べる日です。固いご飯・・・

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