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コラム Articles
縁日

1月21日は初大師という弘法大師(空海)の縁日です。今でも大きな真言宗のお寺では法要が行われますが、昔は町角に弘法さまがあって、毎月21日の縁日には子供にとってお菓子がもらえるうれしい日でした。なぜ21日かというと3月21日がご命日だからです。弘法大師の生きていた時代は飢饉が多く、大師が庄屋などのお金持ちに『自分一人ではなく、貧しい人にも分け与えよう。』と説いて回ったことが由来とされています。浄土・・・

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大寒と二十日正月

今年は大寒と二十日正月が1月20日に重なっています。ともに旧暦の行事でしたが、大寒は二十四節気で、太陽の運行から割り出していますから、新暦になっても大きな誤差はありません。二十日正月は旧暦の行事を新暦に移動させたものなので、本来とは日が違っています。2023年1月20日は旧暦だと師走29日で、旧暦だと1月20日は新暦の2月10日に当たります。本来はこの日が二十日正月なのです。 旧暦についてはこのコ・・・

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初観音と縁日

毎月18日は観音様の縁日なので、1月最初の18日が初観音です。今はあまり馴染みがないかもしれまえせんが、昔は観音信仰が盛んでした。初観音では昨年一年を無事に終えたことに感謝し、新年の幸運を祈ります。今でも全国の観音様をご本尊としているお寺では護摩を焚き、百味供養が行われ、観音経や大般若経などが読経されるなど、盛大に儀式が行われます。百味供養というのは百種類に及ぶほどたくさんの飲食物を仏前に供養する・・・

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冬土用の入り

土用が春夏秋冬の4回あることはご紹介してきました。また二十四節気の変り目(節分)ということもご紹介してきました。今年の冬土用の入りは1月17日からの18日間で2月4日が立春となります。この間に大寒がやってきます。土公神(どくじん)が支配する期間なので、土いじりなどはよくないとされています。種まきなどは立春から始めます。種まきの前に畑は耕して下肥などを施すのですが、それも立春すぎてからの方がよさそう・・・

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閻魔参りと藪入り

本来は旧暦に行うものですが、今は新暦1月16日に閻魔(えんま)参りが行われます。こうした旧暦の行事を新暦に置き換えることには抵抗感もあるのですが、神社仏閣でも明治以降、抵抗感はないようで「新しい習慣」と考えているようです。その分、失ったものも多いと思うのですが。さて、その閻魔参りですが、閻魔賽日(えんまさいじつ)ともいい、1月16日と7月16日の年2回あります。感の良い方はお分かりのように、1月は・・・

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ゑびす

関西地方では十日戎(とうかえびす)が今も盛んで、関東のお酉様と同じような賑わいを見せています。えびすは変体仮名で「ゑびす」とも書きます。元の漢字は惠でその草書体です。恵比寿と書くのはその名残りを残しています。残念はことに「す」の元字は寸なので、縁起のいい寿に変えたと思われます。スシを寿司と書くのと同じ文化です。変体仮名や旧字体漢字は古文を読むには必須の知識です。こうした古来の文字は明治33年(19・・・

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正月事納め

物事にはすべて始まりと終わりがあります。正月の飾りも1月7日までで、8日には片付けます。これを正月事納めというのですが、意外に名称は知られていません。仕事始めが4日あるいは5日の会社が多いため、正月三が日で片付けてしまう家も多いかもしれません。正月事始めは本来旧暦の12月8日でしたから、昔の正月は1ヵ月あったわけです。江戸時代頃から正月事始めは鬼宿日である新暦12月13日となり、現代では御用納めが・・・

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白馬節会(あおうまのせちえ)と初満月

人日の節句の日ですが、それについては昨年に書きましたので、今年はほとんど知られていない白馬節会についてです。白馬と書いてアオウマと読むのは恐らくこれだけでしょう。Wikipediaの解説だと「1月7日、天皇が豊楽院(のちに紫宸殿)に出御して邪気を祓うとされる白馬を庭にひき出し、群臣らと宴を催す行事である。白馬節会の由来は、この白馬節会が始まった当初、中国の故事に従い、ほかの馬よりも青み(鴨の羽の色・・・

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新暦正月4日は本来、旧暦師走十三日の煤払い

師走十三日はこの日に大掃除をするならわしで、今では新暦の12月13日に伝統が移ってしまい、神社やお寺ではこの日に煤払いや大掃除をします。旧暦の伝統には意味がありますが、新暦になってから、形だけが移されて、単なる行事になってしまい、本来の意義が忘れ去られるようになってしまいました。二十四節気のような太陽の運行による季節の変化の場合は新暦になっても不都合はあまりないのですが、月齢により決まっている旧暦・・・

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初買い

1月2日を初売りとしている店が多いのですが、消費者の立場からすると「初買い」です。今では2日とは限らず、元日から初売りをしている店もありますが、仙台や佐世保ではオマケがすごいので有名な初売りもあるそうです。景品に茶箱をくれるという報道を昔見たことがあります。茶箱は中が乾燥するので、昔は重宝していました。 会社の仕事始めは4日からというところが多いみたいですが、正月三カ日を休日とする習慣はどうも明治・・・

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除夜の鐘

大晦日には各寺で除夜の鐘を突く習わしです。除は「除く」という意味の他に、「古いものを捨てて新しいものを迎える」という意味があるそうです。その意味だと毎日が除夜なのですが、とくに大晦日の夜を除夜と呼び、新年の新魂を迎えるということだそうです。大晦日の夜は各地のお寺で除夜の鐘を突きますが、除夜の鐘を突く回数が108回というのは人間の煩悩(ぼんのう)の数といわれています。その108個の煩悩を全部言える人・・・

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日本の紀元

明治5年はいろいろな改革が行われた年で、太政官布告第342号で神武天皇即位紀元が制定されたのもこの年です。明治5年政府は太陰太陽暦から太陽暦への改暦を布告し、神武天皇即位を紀元とすることを布告しました。神武天皇即位紀元の元年は西暦紀元前660年に相当するとされていますが、この根拠となっている『日本書紀』の紀年は信頼性に疑問符が付き、西暦紀元前660年に即位したことを歴史的事実とするには歴史的証拠に・・・

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仕事納めと御用納め

12月28日に「仕事納め」の会社も多く、サラリーマンの多い日本では、この日に机の上を整理したり、掃除したりして、新年を迎えるという人も多いと思います。元々官庁が「御用納め」としていたのですが、官民の分離というか、行政機関では今でも御用納めと言う所が多く、民間で御用納めという所はありません。そもそも御用という表現自体、時代劇の中にしか目にすることがなく、奉行所の役人の捕り方が悪人を捕らえる時に持って・・・

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人日

人日と書いてジンジツと読みます。五節句の1つですが、ご存じの方は少ないと思います。3月3日(上巳ジョウシ) 5月5日(端午タンゴ) 7月7日(七夕シチセキ) 9月9日(重陽チョウヨウ)が五節句です。読み方も端午は割合知られていますが、あとはあまり知られておらず、七夕もタナバタとして知られています。とくに1月7日はほぼ知られていません。なぜこの日が選ばれているかというのは古来中国では奇数が吉数とされ・・・

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小寒

1月5日は二十四節気の小寒です。今日から寒の入りなので寒中見舞いを出します。年賀状を出し忘れた所とか、出していないのに来てしまった場合の返事に利用するとよいです。 小寒は旧暦だと12月で冬にあたります。二十四節気は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらに季節を6つの節気に分けた季節の移り変わりを表したものです。昔の農業ではこの旧暦に従って農作業をしてきました。つまり実際の気候の変化により近いものだ・・・

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スクールカラー

箱根駅伝では各校がスクールカラーの襷を繋いでいくことが重要な要素になっています。いつも思うのですが、箱根からの復路では10分遅れでまとめてスタートとか、途中1位と20分遅れると襷が繋げない、という変な規則があるのはテレビ局の放送時間枠のせいなのです。スポーツのルールはそのコミュニティが決めるべきもので、他の組織が介入するのは望ましくないです。スポーツと商業は切り離しにくい側面があるのも事実ですが、・・・

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箱根駅伝

箱根駅伝も正月の行事になってきた。考えてみると、これは地方大会であり、本来なら全日本駅伝の下位レースなのだが、駅伝ランナーの夢になっているのはテレビの影響以外の何物でもない。正月には高校サッカーとか、大学ラグビーなどもあるのだが、人気と有名度は段違いである。スポーツをテレビが支配しているのはいかがなものだろうか。 年末のNHK紅白歌合戦と正月2,3日の箱根駅伝の間、他のテレビ局はもうやる気がないの・・・

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正月三が日

明日から仕事始めの人も多いでしょう。これも仕事納め同様に官庁の決まりで、民間がそれに合わせています。官尊民卑は政治体制というより、もう日本の伝統の一部になっていると解釈するのが正しいでしょう。よく考えてみると、官尊民卑と民主主義が矛盾しているように考えるのは、欧米の民主主義が王権との対立であることを意識するからで、日本の官僚組織は王権ではなく民主なので、矛盾がないのかもしれません。 初夢といえば2・・・

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姫始めと初売り

姫始めといえば、男女の…を始めてする日として有名ですね。実際、そういう風習もあります。これは世界的に類例がないと思います。外国でこの話をしたら、日本人はどうしてそういうことを考えるのか、と不思議がられました。断食が過ぎて大食いするとか、なら理解できますが、この日から始めるというのは確かに変ですね。 実は姫始めの起源はまったく違うものです。姫飯(ひめいい)といい、柔らかいご飯を食べる日です。固いご飯・・・

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元旦

元旦というのは元日の朝のことです。この旦という字は普段ほとんど見ることがありませんね。日が太陽、一が水平線なので、日の出の意味だそうで、分かりやすい象形文字です。元朝ともいいます。 元旦は家庭で団欒が常識ですが、江戸時代は宝船売りが回ってきた、と落語で学びました。宝船は七福神が載っている船の絵で「おたから、おたから」という売り声で売り歩いたといいます。この宝船の最古形が京都五条の松原通にある五条天・・・

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