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春節

2024年2月2日は旧暦12月23日になります。旧暦の行事ではこの日から春節となります。春節といえば中国人が旅行することで知られるようになりました。日本のインバウンド政策で中国人観光客の爆買いや旅行客をアテにするようになって急に注目を浴びるようになりました。それまでは中華街などのイベントで知られている程度でした。伝統的には春節に先立つ行事として旧暦12月23日に大掃除をして、竈の神を祭る祭竈が行わ・・・

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小正月、左義長、wikipedia

1月15日は小正月とされ、また左義長という、いわゆる「どんど焼き」が行われる地域もあります。しかしこれらの行事はそもそもが旧暦の時代の習慣なので、それを単純に新暦に移しても実感的にわかないこともあります。正月を新暦で祝うため、必然的にその関連行事も変更になってしまったのですが、肝心の行事の意義もだんだん薄れていき、やがては消滅していく運命にあるかもしれません。なぜ小正月というかというと、1月1日か・・・

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新年宴会

1948年まで1月5日は新年宴会の日で祝日でした。新年宴会は奈良時代から宮中で行われていた元日節会(がんじつのせちえ)に由来し、室町時代から中断されていたのを、明治になって再興したものだそうです。(wikipedia) しかし、元日には宮中で様々な行事が行われることから、1872年(明治5年)より1月5日に移され、「新年宴会」という名称になりました。皇族のほか、親任官(大臣、高級官僚、軍人など)、・・・

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元始祭

1月3日に皇居では元始祭が行われます。元始祭とは宮中祭祀 のひとつで、天皇 が 宮中三殿 (賢所・皇霊殿・神殿)において陛下みずから主宰する親祭で、皇位の元始を寿ぐ儀式です。元始祭は明治3年旧暦の1月3日 に神祇官八神殿に八神・天神地祇・歴代の皇霊を鎮祭したのに始まるとされています。明治6年1月3日から現在の三殿親祭の形式となったそうです。明治41年9月19日制定の皇室祭祀令では大祭に指定されてい・・・

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今年最後の庚申

12月28日は旧暦の庚申(こうしん)で、今年は7回あり、最後の庚申の日です。今日、庚申の日の行事をしているのは数少ないですが、江戸時代までは盛んに行われていました。その痕跡として庚申塚や庚申塔が各地に残っています。庚申信仰は道教に説く「三尸説」(さんしせつ)を元に、密教や修験道、民間信仰や習俗などが組み合わさって成立したものとされていますが、明治時代に迷信として排除されました。三尸説とは人間の体内・・・

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降誕祭前夜

クリスマスの日本語訳は降誕祭です。イブは前夜ですから、クリスマス・イブの日本語は降誕祭前夜というのが正式でしょうが、誰もそういいません。ちなみにお釈迦様の誕生日は降誕会といいますから、区別されています。 日本ではいつのまにか、前夜もクリスマスと呼んでいて、祭当日はもう関係ないような雰囲気になります。クリスマス・イブに家族で食事するのが習慣化し、チキンを買って、なぜか苺のショートケーキを食べるのが定・・・

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トイレの文化

トイレの違いについては多くの人が書いていますが、意外に世間に知られていません。トイレは文化圏によってかなり異なるのと、あまり公開されていないことが多いため、現場でショックを受けることが多いからでしょう。またいわゆる下ネタになるので、おおっぴらにはいいにくい、という事情もあります。 最近の日本にはデザイン性の高いトイレや豪華なトイレがあるのを見て、外国人は驚きます。そもそも外国旅行をしていて一番困る・・・

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風呂の文化

風呂とトイレは世界を見ると一番違う文化といえます。風呂は英語でbathですが、風呂のある部屋、風呂場はbathroonとなります。しかしbathroomはトイレの意味に使われることが多いです。Where is a bathroom?と言われて、風呂場に案内し、日本人も外国人も双方が困ったというエピソードは有名です。最近は日本でもユニットバスという施設があり、トイレと風呂が一緒になっていることは普通・・・

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門の文化

門は英語ではgateですが、門とゲートではかなり意味の違いがあります。ゲートといえば大きなものを想像しますが、門は大きな門から小さな門まであります。西洋のゲートは外と敷地の境界で、かなり大きな家や城、施設などに設置されています。そして建物にはドアがあります。日本の家屋にも同じ形式のものもありますが、武家屋敷や寺院などを見ると、立派な門の奥の建物には玄関があって戸はありません。寺の山門はあまりに立派・・・

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出窓と廊下の文化

出窓のある家とない家があります。どういう基準で出窓を作るのかよくわからないのですが、明り取りとしての窓の機能に鉢植えやぬいぐるみなどを置いて、室内インテリアとして人気があるようです。出窓には室内向けの飾りであると同時に、外部への飾りとしての機能もあり、ヨーロッパの街では出窓にたくさんの花が飾ってあって、町全体の風景になっていることも多いです。 日本の旅館では出窓が広くとってあり、そこに腰かけて外と・・・

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表札の文化

街を歩くとどの家にも表札が出ています。しかし海外ではまず見かけません。会社や施設に看板はありますが、個人の家で名前が表札になっていることはなく、家番号や住所が示されているだけです。郵便や配達はそれでできますから、名前は個人情報なとして秘匿されているのかもしれません。日本では苗字だけでなく、家族の名前も全部書いてある場合や、2世帯住宅では苗字が2つ書いてある家も珍しくないです。 日本でも昔から表札が・・・

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障子と襖の文化

襖や障子は日本では当たり前のものですが、日本独特のものです。扉としての機能と壁としての機能があり、開け閉めするという意味では扉ですが、すべて閉じれば壁の役割をします。襖は完全に閉じていますが、障子は一部をガラスにして外が見えるようになっているものもあり、窓の役割にもなっています。 そしてなにより、襖には絵が描かれています。外国でも壁に絵を描くことはありますが、外壁が中心で、家の中の壁に立派な装飾を・・・

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壁の文化

最近の日本の家はカラフルな壁の家が増えました。これは建築法の違いと建築材料の変化が理由だと思います。日本の古い家の壁は土壁で、竹で編んだ格子状の網の上に泥と藁を混ぜ込んだ土を塗りこんでいきます。そのままのこともありますが、大抵は上に漆喰などを塗ります。基本的に外壁では柱を露出することはあまりありません。 ヨーロッパの古い家の作りも似たような土壁が多いのですが、基本的に柱を見せることが多く、それがデ・・・

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間取りと寸法の文化

欧米の家に行くと、まず玄関の広さに驚きます。英語でentrance hallまたは単にhallというのですが、確かにホールというほど広く、ここで客を迎えるのがルールです。日本では玄関がある家でも、靴を脱ぐ程度のスペースで、よほどの大きな家でないと、接客するような畳の間はついていません。広い玄関の間にはたいてい衝立(ついたて)があり、奥は見えないようにしています。欧米の玄関は階段や客間などのドアが見・・・

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軒の文化

最近の家には軒(のき)が付いていません。日本の伝統的な建物には立派な軒がついています。お寺の山門や五重の塔などは、軒が大きく出張っています。この軒の美しさが日本建築の美しさを代表している、といっても過言ではないでしょう。 ところが、最近の住宅はのっぺりした壁で、中には箱のようなデザインの家も増えています。軒がなくなった理由は、都会の家では土地が狭く、建築法上、隣地との境界からの距離を一定程度とらな・・・

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塀の文化

海外に行くと街並みの違いが新鮮です。建物の違いも目につきますが、案外気が付かないのが、塀の存在です。日本でも最近は道路側の塀がない家が増えてきました。欧米だと、都会では玄関が道路に直接つながっている建物が少なくないです。郊外や田舎の住宅エリアだと、玄関前にフロントヤードという広い庭がついている、日本からすると大きな家が普通です。それでも道路側に塀がある家は稀です。お屋敷、いわゆるマンションになると・・・

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建築文化

文化と言うと、食文化や芸能に関心がいきがちですが、海外旅行をすると真っ先に目につくのが町の風景です。それは家並みが国によって全く違うことです。家というのは自然環境と密着しており、長い生活的な伝統があります。建築物も文化そのものです。建築といっても、寺院やビルなどの大きなものから、一般の住宅、田舎の民家までさまざまです。観光というと最初はどうしても大きな建築物に目が行きますが、しばらくすると、街の住・・・

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レトロブーム

今は何度目かのレトロブームだそうです。昭和歌謡とか民具など昭和が「新しい」ということで、若い人に人気なのだそうです。中高年には「昭和が新しい」と言われても違和感だけですが、平成世代には見たことも、聞いたこともないものなので、初めて見る新しい物というのはその通りだと思います。新しい、というのは時代の変遷だけでなく、知らないものに出会うことも含みます。未体験は新しいのです。 幕末から明治の人々にとって・・・

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師走

旧暦12月は師走です。今では新暦でも12月を師走というようになりました。他の月は旧暦の和名を言うことは少ないのですが、なぜか師走になるとマスコミは盛んにいうようになります。年の瀬ということもいわれます。瀬というのは「流れる水」というのが原義ですが、急流という意味もあります。年末のたまった支払いを行う困難さを、浅瀬や川の流れが急な所を船で行く困難さにたとえて表したということで、年の瀬という表現ができ・・・

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黒金曜日

最近日本でもブラックフライデーセールというのが増えてきました。アメリカでは1960年代頃から増えてきたのが、次第に世界に広がっているようです。元々はアメリカではThanksgiving Dayが11月の第4木曜日で、その翌日は商品が売れない日なのでお店が起死回生を狙って始めたものです。アメリカでは年2回感謝祭とクリスマスにターキー(七面鳥)を食べる習慣ですが、最初は感謝祭だけでした。今でもクリスマ・・・

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