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十歳の祝い

最近は十歳(ととせ)の祝いなるものがあるそうです。3と7を合わせて十になるので、3月7日が選ばれたとか。それなら4月6日でも 6月4日でもよさそうなものです。実際にこの日とは限らず、 子供がこれから成人として20歳を迎えるまでの半分の年齢となる10歳の節目をお祝いする行事なのだそうです。昔はなかったので最近の習慣でしょうか。 「1/2成人式」ともいわれており、最近では主に小学校などで10歳になる小・・・

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啓蟄

3月6日から20日までが二十四節気の啓蟄(けいちつ)です。ようやく春らしくなってくる頃です。春の気配を感じて、冬ごもりをしていた虫たちが活動を開始する頃を表しています。最近は昆虫食が話題になっていますが、一部を除いて、日本では昔から虫は愛でるものです。夏の蝉や夏の終わりの蟋蟀(こおろぎ)などは音(ね)を楽しむものです。虫の生を奪って食料にする、というのは食文化なのですが、日本には馴染まない食習慣だ・・・

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みたらし団子

3月5日はサンゴの日とか、産後ケアの日というのは語呂合わせですから、理解できます。みたらし団子の日という記事もあったので、よく見たら毎月3,4、5日がみたらし団子の日だそうです。ミとゴはわかりますが、シはちょっと苦しいですね。 「みたらしだんご(御手洗団子)とは、砂糖醤油の葛餡(くずあん)をかけた串団子(焼き団子)である。「醤油だれ団子」あるいは「焼き団子」ともいう。単に「みたらし」ともいい、丁寧・・・

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Family name

明治8年(1875)2月13日、「平民も必ず姓を称し、不詳のものは新たにつけるように」と苗字を名乗ることを義務づける「平民苗字必称義務令」という太政官布告が出されたのを記念して、この日が苗字制定記念日なのだそうです。ということはそれまでは、庶民には苗字がなかったわけです。今、夫婦別姓の問題が議論になっていますが、これも「姓があるから」という視点も成り立つ訳です。しかしそういう主張は聞いたことがあり・・・

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建国記念日

2月11日は日本の建国記念日です。多くの国では独立記念日として祝っています。建国と独立では意味が微妙に違います。独立という場合は、それまでどこかの支配下にあったという意味です。たとえばアメリカには独立記念日がありますが、イギリスの植民地であったのが、独立戦争によって勝ち取ったことを記念しています。フランスの場合は独立記念日とはいいません。それは市民革命によって王政を倒して国を作ったという意味なので・・・

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フナの日

2月7日は語呂合わせでフナの日だそうです。べたな語呂ですが、茨城県古河市のフナ甘露煮店組合が2001年に制定したそうで、ローカルな記念日です。同組合は最初、2000年に11月27日を「いいフナの日」を制定したが、翌年から2月7日に変更されたそうです。変更理由がはっきりしないのですが、わかりやすい、が理由のようです。翌年変更ということはよく考えて制定したわけではなさそうですね。 最近、フナの姿があま・・・

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節分は年4回?

2月3日は新暦の節分です。節分について今更説明の必要はないと思いますが、翌日2月4日は立春です。しかし節分が年4回あることは案外知られていません。立春、立夏、立秋、立冬の前日がすべて節分です。立春から新年という習慣も昔はありました。旧暦では、立春に最も近い新月を元日とし、月の満ち欠けを基準にした元日(旧正月)と、太陽黄経を基準にした立春は、ともに新年ととらえられていたのです。したがって、旧暦12月・・・

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重ね正月

2月1日を重ね正月という風習もあるそうです。1月31日で晦日正月となり正月は終わりかと思ったら、それを利用して、もう1回正月にしようという日です。これも旧暦の考え方の行事なので、本来は旧暦でないと意味がないのですが、新暦になって移されてしまったようです。 この行事の前提には数え歳という考え方があり、正月に歳をとるという昔の習慣の理解が必要です。数え歳にはゼロ歳というのがなく、生まれた瞬間が1歳です・・・

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晦日正月

1月31日は晦日正月(みそかしょうがつ)です。ミソカというのは本来、三十日のことで、十を「そ」と読むのは三十路(みそじ)のような例があります。日をカと読むのは二十日(はつか)などがあります。旧暦だと一月(ひとつき)は30日までしかないので、月末=30日であり、月末を晦日=三十日で矛盾はなかったのです。新暦になり、大の月と小の月ができて31日月末ができたため、晦日が三十日でない月ができたわけです。1・・・

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宮中祭祀

1月30日は、年間20以上ある宮中祭祀の一つ、孝明天皇祭です。明治7年(1874)から明治45年までは国の祭日として実施されました。孝明天皇が崩御されたのは旧暦の慶応2年12月25日ですが、明治5年の暦法変更で新暦1月30日にあたることからこの日に祭祀が行われるようになりました。 孝明天皇祭では皇居内にある皇霊を祀る皇霊殿と孝明天皇の陵である京都の後月輪東山陵(のちのつきのわのひがしのみささぎ)に・・・

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旧暦正月

明けましておめでとうございます。本日は旧暦正月元日です。明治四年までの長い間日本は旧暦元日をお祝いし、1か月の正月行事を楽しんでいたわけです。新暦になり、だんだん正月休みも短くなり、正月行事も少なくなっていきました。正月行事だけでなく、縁日や季節の行事もなくなり、失った精神文化も多いのではないでしょうか。今や歳神様という考えもなくなり、カレンダーが一日変わるだけ、テレビ番組が普段と違っているくらい・・・

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縁日

1月21日は初大師という弘法大師(空海)の縁日です。今でも大きな真言宗のお寺では法要が行われますが、昔は町角に弘法さまがあって、毎月21日の縁日には子供にとってお菓子がもらえるうれしい日でした。なぜ21日かというと3月21日がご命日だからです。弘法大師の生きていた時代は飢饉が多く、大師が庄屋などのお金持ちに『自分一人ではなく、貧しい人にも分け与えよう。』と説いて回ったことが由来とされています。浄土・・・

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大寒と二十日正月

今年は大寒と二十日正月が1月20日に重なっています。ともに旧暦の行事でしたが、大寒は二十四節気で、太陽の運行から割り出していますから、新暦になっても大きな誤差はありません。二十日正月は旧暦の行事を新暦に移動させたものなので、本来とは日が違っています。2023年1月20日は旧暦だと師走29日で、旧暦だと1月20日は新暦の2月10日に当たります。本来はこの日が二十日正月なのです。 旧暦についてはこのコ・・・

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初観音と縁日

毎月18日は観音様の縁日なので、1月最初の18日が初観音です。今はあまり馴染みがないかもしれまえせんが、昔は観音信仰が盛んでした。初観音では昨年一年を無事に終えたことに感謝し、新年の幸運を祈ります。今でも全国の観音様をご本尊としているお寺では護摩を焚き、百味供養が行われ、観音経や大般若経などが読経されるなど、盛大に儀式が行われます。百味供養というのは百種類に及ぶほどたくさんの飲食物を仏前に供養する・・・

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冬土用の入り

土用が春夏秋冬の4回あることはご紹介してきました。また二十四節気の変り目(節分)ということもご紹介してきました。今年の冬土用の入りは1月17日からの18日間で2月4日が立春となります。この間に大寒がやってきます。土公神(どくじん)が支配する期間なので、土いじりなどはよくないとされています。種まきなどは立春から始めます。種まきの前に畑は耕して下肥などを施すのですが、それも立春すぎてからの方がよさそう・・・

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閻魔参りと藪入り

本来は旧暦に行うものですが、今は新暦1月16日に閻魔(えんま)参りが行われます。こうした旧暦の行事を新暦に置き換えることには抵抗感もあるのですが、神社仏閣でも明治以降、抵抗感はないようで「新しい習慣」と考えているようです。その分、失ったものも多いと思うのですが。さて、その閻魔参りですが、閻魔賽日(えんまさいじつ)ともいい、1月16日と7月16日の年2回あります。感の良い方はお分かりのように、1月は・・・

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ゑびす

関西地方では十日戎(とうかえびす)が今も盛んで、関東のお酉様と同じような賑わいを見せています。えびすは変体仮名で「ゑびす」とも書きます。元の漢字は惠でその草書体です。恵比寿と書くのはその名残りを残しています。残念はことに「す」の元字は寸なので、縁起のいい寿に変えたと思われます。スシを寿司と書くのと同じ文化です。変体仮名や旧字体漢字は古文を読むには必須の知識です。こうした古来の文字は明治33年(19・・・

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正月事納め

物事にはすべて始まりと終わりがあります。正月の飾りも1月7日までで、8日には片付けます。これを正月事納めというのですが、意外に名称は知られていません。仕事始めが4日あるいは5日の会社が多いため、正月三が日で片付けてしまう家も多いかもしれません。正月事始めは本来旧暦の12月8日でしたから、昔の正月は1ヵ月あったわけです。江戸時代頃から正月事始めは鬼宿日である新暦12月13日となり、現代では御用納めが・・・

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白馬節会(あおうまのせちえ)と初満月

人日の節句の日ですが、それについては昨年に書きましたので、今年はほとんど知られていない白馬節会についてです。白馬と書いてアオウマと読むのは恐らくこれだけでしょう。Wikipediaの解説だと「1月7日、天皇が豊楽院(のちに紫宸殿)に出御して邪気を祓うとされる白馬を庭にひき出し、群臣らと宴を催す行事である。白馬節会の由来は、この白馬節会が始まった当初、中国の故事に従い、ほかの馬よりも青み(鴨の羽の色・・・

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新暦正月4日は本来、旧暦師走十三日の煤払い

師走十三日はこの日に大掃除をするならわしで、今では新暦の12月13日に伝統が移ってしまい、神社やお寺ではこの日に煤払いや大掃除をします。旧暦の伝統には意味がありますが、新暦になってから、形だけが移されて、単なる行事になってしまい、本来の意義が忘れ去られるようになってしまいました。二十四節気のような太陽の運行による季節の変化の場合は新暦になっても不都合はあまりないのですが、月齢により決まっている旧暦・・・

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