その他の投稿も検索をすることができます。
「検索ワード」「分野」「内容」を入力して
「検索」をクリックして下さい。
Language Origins
ストーキー編集の言語起源論 Language Origins ストキー他の共著による言語起源論。アメリカ手話学会ではほとんど無視されてきたが、現代の視点から見ると慧眼である論文が掲載されている
中国手語
書名 中国手話(語) 概要 中国語で書かれているので詳細は不明だが、日本の全日本ろうあ連盟発行の「わたしたちの手話」に相当する手話辞典と考えられる。中国には多くの方言が存在し、手話方言も多いと推定されるが、国策として聾教育の目的は普通話の普及が前提であるから、音声語対応になっていることが読み取れる。実際、北京聾学校での説明も建前として、「中国手話は1つ」という説明があった。
Sign Language Studies 15
書名 Sign Language Studies 15 概要 Sign Language Studiesの編集者の一人であるGordon Hewsの論文が掲載されている。彼は一度だけ来日したが、評価は高くなかった。彼は新デカルト主義者であるチョムスキーを批判しており、来日当時の日本は生成文法を学ぼうという人ばかりであったから、哲学的な講義に対して理解できなかったのと興味がなかった。私自身は興味が湧・・・
Sign Language Studies 14
書名 Sign Language Studies 14 概要 手話と生物学の関係のみならず、視野を広げて、性教育や性用語の通訳についても言及するWoodwardの論文が載っている。1977年当時、すでにgayやlesbianなどによる分類があり、差別について厳しい論評をする彼の視点がわかる。現在話題のLGBTは昔から米国では差別の対象であった。ただこの時点ではTやQ、Aについては意識になかったよう・・・
Sign Language Studies 13
解説 前号で予告のあった通り、本号は生物学的な視点の論文が掲載されています。ジェスチャーと言語、チンパンジーの手話、言語進化の話題など、過去の掲載論文などを基盤として、さらなる「生物学と言語」の関係が研究されています。日本では生物学に人類学や心理学を含めることはしませんが、ここでは進化の問題も含めて生物の問題ととらえています。ある意味、日本の生物学が狭い範囲に専門化していることを示唆しています。
Sign Language Studies 12
解説 本号から生物学との関連を進めるという宣言が冒頭にあります。ストーキーらはこの論文で聾社会の実態の社会学的調査をしています。アメリカにはいくつもの社会集団があることが前提なので、いわゆるエリートの聾者がどの集団に属し、指導者となっているか、またその相関関係を示しています。日本では「団結を壊す」として調査そのものに運動団体から反対されると思います。日本の手話・聾研究はアメリカからの輸入ですが、こ・・・
聴覚障害者に対するサービス側の意識調査結果2006
あらまし 2006年に実施した聴覚障害者に対するサービス側の意識調査結果の報告(PDFのみ)。結論として 企業の姿勢として障害者雇用促進法の存在は知っているが、聴覚障害者はほとんど雇用されていないし、今後の聴覚障害者雇用は考えていない。現在は改善されていると期待したい。 一方で、聴覚障害者の罹災率はきわめて高いままであるから、緊急対策が必要である。
Sign Language Studies 11
書名 Sign Language Studies 11 概要 手話と聾児との関係や手話の言語習得に関する論文が集められている。アメリカ手話の場合だけでなくトルコのケースも言及されている。また言語起源論も掲載されている。手話研究の視野が広がってきた傾向を示す号である。 "
新しい手話学と手話教育
あらまし 過去に発表された手話の工学的研究についての提案のPowerPointに、原稿を追加して、合成音声による読み出しを付加して動画にしたもの。音響工学との比較による手話工学の構築案を具体的に示した。手話の構成素は手の形、位置、動きという定説を工学的に見直し、動作とCLという要素を考え、動作は位置と動きを合成した軌跡とし、手の形は手話動詞の語幹になるという定義をすることで、新しい手話学を提案した・・・
新しい手話学と手話教育(PDF版)
動画 PowerPointによる発表済の手話の工学的研究についての提案のPDFのみの公開。動画は別途発表。音響工学との比較による手話工学の構築案を具体的に示した。手話の構成素は手の形、位置、動きという定説を工学的に見直し、動作とCLという要素を考え、動作は位置と動きを合成した軌跡とし、手の形は手話動詞の語幹になるという定義をすることで、新しい手話学を提案した。
日本手話におけるNMSの機能
あらまし 日本手話研究においてはNMSの文法機能が重視されてきた。これはアメリカ手話学の影響であり、直接的にはLiddelの手話文法論である。それはその著書以前にこうした議論がまったくなかったことからもわかる。しかし本論では手話の文法の多くが形態論レベルに反映されており、手指の動作に示されていることを説明している。NMSは音声言語の音調などの機能と似ており、文法よりは感情的な強調を表現していること・・・
手話言語学入門(連載記事)
解説 本書は1985年から3年にわたり、全日本ろうあ連盟の季刊誌から依頼を受けて連載したものです。期間が長いため、書いている間に多少概念の揺れなどがありますが、基本的には言語学の立場から見た手話という言語についての私論が展開されていますので、現在でも通用する箇所が多いと思います。また専門書ではなく一般向けですので、比較的わかりやすいと思います。当時はまだ手話を言語と認めない人が多く、とくに聾教育界・・・
Sign Language Studies 10
書名 Sign Language Studies 10 概要 Stokoe, Woodward,Battison,Jordanなど後に著作を出した人々のベースとなる論文が掲載されている。テーマは外国手話(アメリカ手話以外)との比較。
Sign Language Studies 9
書名 Sign Language Studies 9 概要 カナダの木工所のサイン、身振りと言語起源の問題など、手話を広く捉えた論文が掲載されている。この頃から、聾者の手話だけでなく、いわゆる業界のサインなども視野に入れる視点が示されている。Kendonのgestuculation(身振り化)というコミュニケーション方法の提案はHewsの言語起源論を発展させたものである。
Sign Language Studies 8
書名 Sign Language Studies 8 概要 Klima &Bellugiが後の著作のベースとなる手話の詩的特徴について、Goldin^Meadowがホームサインの発生について、Chavesはスペインの修道院における聾教育について、Hansen&Olsenはデンマーク手話の特徴について、Taylorは英語と日本語の前置詞や助詞のエラーが聾児に見られること、Barakatはシトー派修道・・・